今日の最終回

「神はさいころを振らない」が最終回だった。
結局402便の乗客は消えてしまった。
ちょっとだけ、がっかり。
けど、もし信号が届いて回避できたとしたら、歴史ががらっと変わってしまう。
だから、安直に助かる話にしなかったのかなぁ。
助かった乗客は別の次元の空港にたどり着いて、亜紀の手紙の通り、別の次元で別の人生を過ごしていくのかもしれない。
409便の乗客が一度消え、戻ってきたことを知っている現在の人達は納得のいく別れをして、その記憶を保つことで、踏ん切りがつく。
409便の乗客は、仮説が確かならば、十年後の世界に戻ったことは忘れ、どこか別の人生を送っている。戻ったことを忘れているから、十年前、現在と家族を二回失った人のことを考えることなく、別の次元の家族と幸せに過ごす。


忘れることも、覚えていることも、どちらも大切なんだな、と思った。