今日の回想

去年の出来事。


二週間強早産だったが、無事に生まれた息子。
4ヶ月検診で「頭が小さい」との指摘を受ける。
2450gで生まれ、身長体重は成長曲線内。頭囲だけが曲線から外れている。
とりあえず、一ヶ月様子を見て、かかりつけの小児科で頭囲を測って担当保健士に知らせるよう言われる。


気になりだすとキリがない。
「頭 小さい 乳児」などのキーワードで検索。
「狭頭症」「小頭症」と言う言葉を知る。
調べれば調べるほど、心配になっていく。
「そういえば、頭の形がちょっと三角っぽいかもしれない」「大泉門の辺りがペコペコしてないような…閉じちゃってる!?」等々。


一ヵ月後、かかりつけ小児科で三種混合接種とともに、頭囲について相談。
どうやら、先生は以前から気になっていたらしい。けれど情緒面でも身体面でも発育がいいので、様子見をしていた模様。
結論として、県内にある小児専用病院を紹介、予約してもらうことに。


「なんともありませんように。もし問題があるならば、狭頭症のほうでありますように」と考えつつ、予約日までオロオロ過ごす。
一応、自分達の親にも知らせ、オロオロ仲間を増やす。
あと、もし狭頭症ならば手術が必要になり長期休暇は免れないので、事前に上司に報告。
「そんな症状があるんだ?初めて聞いた」と言われる。
そうだね、私も調べるまで知らなかったよ。けど、獣医さんだから知ってるかと思ってしまっていたよ。動物にはこういう症状ってないのかね?


予約当日、夫も仕事を休み親子三人で病院へ。
身長体重を測り、まずはどこを受診するべきか決める診察室へ。
完璧に電子カルテ化されていて、ちょっと感動。
頭囲を測り、「百人中五番目の小ささです」と言われる。頭部CT予約。
基本乳児は動くので眠剤で眠らせて撮るらしいけれど、駄目もとで起きたまま挑戦。
機械に乗せてもポヤ〜としたまま大人しく横になっているので、技師さんもいけると判断。がっつり機械に固定して、親は退室。
すごい音を立てて機械が作動。泣き声が聞こえ、固定するマジックテープをベリベリする音が…。
撮影終了し、引き取りにいく。撮影は成功したそうな。ベリベリ音は腕が出てしまったので入れなおした音。
診察室へ戻り、CT写真を見ると、脳はきっちり詰まっている。
これで小頭症の可能性は消えた。ちょっと安心。


頭部X線と脳外科を予約。
X線撮影。こちらも撮影室に入って技師さんに子供を渡して親は退室。うっかり、体の方を鉛入りエプロンで保護してくれるのかを確認するのを忘れる。まあ、男だしX線だからいいや。
脳外科の予約時間まで大分時間が空くので、一旦私の実家へ行き、昼食。


脳外科でX線写真を見ると、頭蓋縫合は閉じていないことが確認された。
狭頭症でもないことが分かる。一安心。
が、「小頭症でも頭蓋縫合早期癒合症でもありません、が、CT写真でおかしな箇所があるので、ちょっと気になる。多分アーティファクトだとは思うのだけど、なんともありません、とは言い切れません」と怖いお話。
なんともない、という証明のためにMRI撮りますか?と聞かれ、MRI撮影を希望。
ただし、MRIは予約一杯なので、二週間後になるとのこと。


まだ安心は出来なかった。