今日の回想2

二週間後、MRIの日。
この日も夫と二人で休暇をとり、息子を連れて行く。


MRI予約時間の一時間前に到着、受付を済ませ、体重を測定。
処置室に連れて行き、眠剤を処置される。
甘いシロップ状の眠剤をスポイトで飲ませる。
30分後に眠ったかどうかの確認…なのだが、寝ない。
困った、若干の時間ならばMRI撮影を待ってもらえるが、予約が一杯なのでそれほどは待ってもらえない。もし眠らなかったら後日予約を取り直して、出直さなくてはいけない。
それはとても困る。
抱っこでうろうろ歩き回り、10分弱で眠らせることに成功。
ギリギリセーフ。


MRIの技師さんに預け、外で待つ。20分弱ほどで呼ばれ、息子回収。
脳外科の診察順番を待つ。


脳外科医さん開口一番。
「異常はありませんでした」
やはりアーティファクトだった模様。
これで完全に安心することが出来た。


今回のことで、自分の両親、夫の両親、夫、全員が純粋に子供の心配だけをして、私のことを責めることがなかったのが、ちょっと嬉しかった。
自分の中では、30歳過ぎてからの子供だし、妊娠中も子供が下がり気味なのにずっと働いていたり、ということをしていたので、私のせいかもしれない…とか思いつめてもいた。
けど、誰も一言も「あなたのせいじゃないの?」と言わなかった。
いい人たちに恵まれたなあ、と感謝してみる。


…まあ、夫はもう少し家事、育児に協力してくれるべきだと思うが。
共働きで、残業無しなんだから。